関西の学生ベース・パンデミックが休校では止まらない

大阪府兵庫県などによると17日、新型インフルエンザの国内感染者は計42人になった。

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 神戸市は同日、同市西区の市立工業高等専門学校1年の10代後半の男子学生=兵庫県芦屋市=が、国立感染症研究所の遺伝子検査で新型の感染が確定したと発表した。

  • 学生の行動範囲の広さ、学校での密集性。
  • それだけじゃない。関西は、大阪を中心としてとにかく放射線状に長い交通網が敷かれている。阪神間(大阪ー神戸)とその延長も、ずっと横長。JR新快速に乗ると、密閉した空間でとても長い乗車時間がある。これが、実際の距離のわりに短時間で関西を移動できるインフラを支えている。阪急の特急も同じ。このさいしばらく新快速をやめてはどうか。
  • 上記のニュースによると、神戸高専から確定者が出た。神戸高専は母校なのだけど、恐らく高専の特徴として、通ってくる学生の範囲が県内で、かつ広い。大学の場合は入学者がもっと広いため、意外と大学周辺に住む学生が多いだろうが、高専は自宅からやってくる。これは、十分の感染拡大の媒介になり得てしまう。
  • 急拡大の火種となってしまった関西地方。全国的な実態はどうなのだかわからない。もしかすると検知スピードが他県より早かった、ということもあり得るのではないか。いずれにしても、感染者とその周辺は、とても気の毒な目にあっていることだろう・・・。気の毒に。