デジタル名刺とPoken

それこそコクヨとかプラスとかそういうところが考えそうだけど、たぶん、名刺とか名刺ケースとかみたいなかたちをしてるんじゃないかな、と。

まー、だから売れないわけですよね。

思うに、「ひっかかり」作戦みたいなところでは(勝手にそう呼んでる)、デザインがツッコミどころ満載、かつそれでも買われてしまう位置に置いてあるのは相当ハイテクです。これが「名刺とか名刺ケースとかみたいなかたち」だったらビジネス面で受け入れられるどころか、業界保護の観点からなんとか言いながら全力でスルーでしょう。*1


つづき

あれ?なんか、そういうのってiPhoneアプリでありそうじゃない?持ってないんで知らないけど、ちょっと調べたらGPSを使う「Bump」とかWiFiを使う「iBeam」とか。iPhone以外のスマートフォン向けにもあるみたいだし、日本の携帯電話向けのものもあるのかもしれない。インフラ的になるためには互換性がカギだな。でも通信方法とデータ形式を工夫すれば、さほど難しくなかろう。やはり「専用機」のほうが簡便かもしれない。

インターオペラビリティ(相互運用性)のためにはデータ互換性が必要→すなわち”標準化”はありえる流れで、囲い込みをあきらめてオープンでやればいいというリクツなんですけど、それをやる業界的インセンティブは「規模・スケール」なり「ボリューム」なりなわけです。

だから、なんかばぁっと盛り上がるデファクトが現れることがとりあえず世の中的には先行、というわけですよね。

そっから、それが飽きられるか、あるいは需要アップすれば、それがオープンになるのかどうか、みたいなステージがあるのかもなーと。デマンドドリブン重要。

というわけで、現時点でいまいまの段階では、インターオペラビリティなんて度外視して、専用機としてシンプルさ追求、というのは現時点でまーそりゃそうだよね、と。(そのうちWEBサイト連携用のAPI関連も出るようですよ。)

たとえばiPhoneベースのアプリなんてものは、交換データ標準化なんて普通に実装可能、だけど、だからこそあまりちゃんとやらないっていうか、仮にやってても気付かれないんじゃないですか。ほら、なんか、機体が変わると、つながらなそうですし。そっちに引っ張られて負けちゃうって感じかも。

*1:戦略的自由度とか、KBFとか、ブルーオーシャン戦略みたいなの、いいケースになるんじゃないかなと。