セキュリティ&プログラミングキャンプ2009終了

それと講師陣で毎夜開催する「自画自賛する反省会」は楽しかった♪たくさんの迷言が生まれたけど書けない(笑)

 このキャンプの大きな特徴は,講師全員が第一線で活躍する著名な技術者であること。例えばプログラミングコースRuby組の講師は,Ruby 1.9のエンジン部分を開発した東京大学の笹田耕一氏と,Ruby 1.9のリリース・マネージャである園田裕貴(Yugui)氏,西尾泰和氏らが務める。Linuxカーネル組の講師はLinuxIPv6を中心となって開発した慶應義塾大学の吉藤英明氏や,Linuxのメモリー管理機構改良などで知られる富士通の小崎資広氏らである。

 セキュリティ・コースの講師もサイバー大学園田道夫氏を主査にJi2の伊原秀明氏,セキュリティ・プロフェッショナルズ・ネットワークの吉田英二氏,NTTデータ先端技術の根津研介氏,NTTデータの宮本久仁男氏,フォティーンフォティ技術研究所の村上純一氏,エネルギアコミュニケーションズの濱本常義氏,ネットエージェントのはせがわようすけ氏,テックスタイルの岡田良太郎氏など著名な技術者がそろっている。セキュリティ&プログラミングキャンプ2009では,こうしたオープンソース・ソフトウエア開発やセキュリティ技術の最前線に立つ当事者が,泊り込みで学生を鍛えた。

思い出のキャンプ、参加者の皆さん、講師の皆さん、チューターの皆さん、事務局、関係者の皆さん、お疲れさまでした。帰宅してブログを書くまでがキャンプです。

ふりかえり

  • 今年も大勢の面白い人たちに出会いました。とっても刺激になりました。
  • 2chネタとかモナーとかをプレゼンのネタとして使う人が減った!内容志向はとてもいいことだと思う。

Webセキュリティクラス

  • 担任を担当したWebセキュリティクラスの話。シェル使えない、Linux苦手、VMwareナニソレ、diff使うの始めて、という人が普通にWebプログラミングをしているという人も少なからず。ただ、彼らにはそれを触る機会がなかっただけなんだな。やり出したら早い早い。
  • 折しも、この週にWordpress脆弱性発見(2.8.3)、次いでマイナーバージョンアップ(2.8.4)が発表されたので、その違いを分析することで、メンテナンシビリティの高いソフトウェア構造やOSSのアップデート対応の体制を学ぶという実習をやりました。そういえば、このクラスから一等商品のパソコンをゲットした人がでた。学習に使い倒し、新たな経験をたくさんしてください。WASForumで待っていますよ。
    • そのFIXに問題が発見できたら面白かったのだけど、残念ながら問題は発見できませんでしたw 
    • オープンソースってソースコードをホントに見て判断するべきものだったのかと目から鱗」と。エコシステムを自分のこと化した人も。そう感じてもらえてうれしい。

BOF2

  • BOF2では、急成長するクラウドサービス時代ではハコモノありきのセキュリティビジネスモデルは突然崩壊する危機に直面しているというディスカッションをした。今回はDR/BCPの講義をしなかったので、その補完をかねて。BOF2のときの資料を見てやるかと思う人はメールなりメッセージなりくだされば。

最終発表、など

  • 最終発表で、プログラミングコースのとんがり具合や成果には感動した。
  • セキュリティコースでは、わりとコンサバティブ思考の人がよく見受けられた気がしていて、それはそれでいいんだけど、反省が残る。それぞれのクラスでは個別にどきどきわくわくすることもやってるんだけど、最終発表にはもっとそのエッセンスが見えるようにファシリテートしても良かったなあ、と。
  • これは生徒よりも講師が変わるべきところだろうと思う。「お作法」をもってに型にはめることに終始してもつまらない。「先生になるというのはビジネスモデル」だという三輪さんの一言。だから、キャンプ参加者には、「キャンプで得たもの」を疑うことから次の進歩を目指してもらいたい。柔軟性の限界に挑戦する経験をもっとやってもらいたい。
  • とはいえ、忠鉢くんの「チューター選考のコツ」は、ずばり。「その人がどれくらいすごいかなんて全然見てないんだと思う」は、正解だと思う。ジャンプ、ジャンプ!

お疲れ様でした。

  • あっという間に終わりました。
  • 水曜始まりは助かるわけですが、でも日曜終わりというのはしんどいですねー、くたくたの月曜ですが富士山並みの山が目の前にありますよ。やれやれ。
  • てことでセプキャン体操ですよ。