リサーチの技術

  • リサーチとは、状況を把握するための面倒で膨大な肉体労働と、意味合いや気づきを抽出し、構造化するロジックを駆使する知能労働の組み合わせと繰り返しであり、たいていそれに着手した者が最大の成長機会を得る。
    • 誤解を恐れずに言えば、「思いつきでブレイクスルーできるほど人間は賢くない」ことを前提としている。
    • しかし、思い込んでいたことと異なる意味合いを抽出することに成功した時には「天才だ!おれ!」と思ってしまうものだがw
  • リサーチ力のない人がプランナーを自称するのは勇気がいると思う。放っておいてもそのうち自沈する。
  • マーケティングリサーチ」という言葉がよくない。≒消費者アンケートの集約。こんなことは一局面にすぎない。
    • リサーチ関連の書籍はアンケートモノばかり。
    • アンケートそのものは大事。
    • インタビューのほうがめんどくさいがもっと大事。
  • 技術者がリサーチの価値や必然性を理解しにくいのはなぜだ?
    • ex. アンケートと聞けばWEBフォーム、インタビューといえばチャットかSkypeと、道具を想起するからか?
    • ex. 「自分でなんでもできる」という、技術者としては必要なマインドセットが反作用している?
    • ex. "エキスパート"の話を聞くことにはハングリー。反作用的に、「民間人の状況を調査する」という意欲をメンタルブロック。
    • 技術者が専門家ビジネスモデルだからか。
      • 群衆の叡智の発生要件の1つ、「集約性」には専門性が膨大に必要だよ。リサーチの概念をまじめに勉強してみてもらいたい。